忘れたくないこと

1週間区切りの日記をあげています。

SHINeeWORLD 2018 FROM NOW ON 17日 京セラドーム

最初なので一番長いです。

あとのは短いです。

 

 

 

飛行機の中で一人だったのに号泣。

隣のおっちゃんのビールを飲む手が止まるほどの号泣をかまし

降りる頃にはすっきり泣き止んでいた。

 

席は、アリーナの後ろの方、バクステと花道の谷みたいな場所で神席。

今回の公演、メインステージでダンスすることが少なくて、

ムビステの動きと高さが尋常じゃなかったので、

どちらかというとアリーナは後方の方がお得な席かな?と。

 

 

なんとももごもごした気持ちで着席し、開演の時を待つ。

ひと際大きな音でFireが流れ始めたとき、ああ始まるのかなぁと心臓がキュッとして

細々と口ずさみ始めたメロディーが、最後には待っていた人たちを呼ぶようにはっきりとした形に。

 

まるでディズニー映画の始まりのような音楽と、海の映像、

そして現れる大きな月。

 

あの日から、月を見るとジョンを思い出していた私は、ここでもうすでに顔をゆがめて涙を流していた。壮大にアレンジされたColors of the seasonのイントロは、新たな生命の始まりを告げるようなメロディー。

 

久しぶりに見るオニュの姿、声。

しかしそれよりも、深刻な、信じたくないような現実が、私たちの大好きなステージの上に表されていた。

 

いつもより、SHINeeの輝きが切なく見えた。

 

 

「どんな未来でも超えて行く、君と」

StrangerとEverybodyのリミックスから始まったStranger。

ダンスブレイクからの、「何度でもその名前を」のロングトーンをテミンが担当。

その瞬間、言いようのない感情がぶわっと溢れ、俯いてステージから目を離すほど泣いていた。

 

 

 

Everybodyはかなりフォーメーションを変えての披露。

初めは気づかなかったけど、ミノは天に向かってねじを回していましたね。

 

 

Evil。私はいつかこの曲を見ることが出来るのだろうか、と思っていたけどまさかここで叶うなんて。

席的に後ろから見ることになったけれど、とても妖艶で囚われそうなダークさがドーム内に一気に充満した。

 

 

Julietteはサビのしなやかな動きが好きで、ずっとテミンを目で追っていた。

韓国、日本、台湾と3つの土地で見たSHINee WORLD Vを思い出す曲。

 

 

MCでは、涙でまともな声も出せないままメンバーの名前を叫んだあと、

久しぶりに聞くメンバーの言葉を、一文字も聞き逃すまいとドームには静寂が広がった。

 

 

スクリーンに映る「ジョンヒョン 今日君はここにいるよね?」の文字に

涙声と感嘆の声が、心の悲鳴を開放するようにドーム内に。

私としてはまったく予想していなかった演出で、とても驚いた。

いったいこの公演はどうなるんだろう、そんな思いと悲しみで心がぐちゃぐちゃに潰れそうになっていた。

 

 

ジョンと一緒に歌うLOVE。

始まりはあまりにも聞きなれた、優しい歌声。

オニュの歌声が、いまにも泣き出しそうな色をしていた。

 

 

「壊れそうなもので溢れたって 僕がいるから大丈夫さ」

オニュが歌えないほど、感情があふれ自分の頬を打つ部分があった。

顔には無数の涙の線、彼らにとっては、2か月という時間はあまりにも短い一瞬のような期間だったはず。

「君の瞳の中 僕を映し続けていて」とジョンが歌うと、向き合った4人の中心にジョンがいるように。

 

 

Diamond SkyではFIVEツアーの映像とともに。

映像とはいえはっきりとそこに現れたジョンに驚きと愛おしさを込めた声があがった。

メンバーそれぞれの表情も、映像とはあまりにも違いすぎる。

曲の終りには、SMが発表したジョンへのメッセージが。

あの画像を見ると、嫌でも二か月前の世界に戻ったような苦しい雰囲気に包まれる。

たくさんの思い出が詰まったこの曲で、ジョンに向けられたと思われるパートは終了した。

 

 

アップテンポな曲のリミックスで衣装替えの時間を繋ぐ。

 

明けの曲はSherlock

私の中でこの曲は完全に白い衣装で力強く踊り、

FIVEツアーのクライマックスを飾る曲。

幸せだったツアーのきらめく記憶と重なって、

夢か現実かの境が無くなるように行ったり来たりの意識の中に居た。

 

新鮮で心地いい音に包まれ、蛹から蝶が羽化するようにゆっくりとした振りから始まったLove Like Oxygen。「サンソガットゥンノ」のコーラスは、ジョンの声で優しくドームを包むようにリピート。

 

 

ムビステに立てられたマイクスタンドの位置について始まった曲は、Dream GirlかとおもいきやHello。

マイクスタンドをつかってセクシーに歌うオニュにくぎ付けに。

あとマイクスタンドについてるマイクで歌っているていを完全に崩すテミンのダイナミックさも素敵。

Helloも私にとってはFIVEツアーのアンプラグドコーナーのイメージ。暖かな色の照明に包まれる5人の姿が頭に浮かんだ。

 

To Your Heart、神戸のペンミを思い出して、苦しくなった。

私にとって、初めて行ったSHINeeのペンミ。

目の前をさっそうと走り抜けたオニュの横顔や、ゆっくりと脇を歩いて行ったジョンキーミノの美しさ、一向に・一切・全くこっちにこないテミン。(笑) そして初めて聞いたTo Your HeartとWinter Wonderland。

ペンミが終わって帰りの夜行バスでも、その後もずっとTYHを繰り返し繰り返し聞いていた。

9月のドームでも再び聞くことが出来て、またここでも。昔からのファンの方にも思い出深い曲ですよね。曲の終りのオニュのシャウトがのびやかでとても美しかった。

 

オニュとミンホ、キーとテミンに分かれてのトロッコでのDazzring Girl。

愛!愛!愛! ブンブンブンパ―! 楽しく大きな声をだせるパートだった。

そして気球に乗るテミンとミンホ。

開演前に、台形のスクリーンがスキージャンプ台に見えるという話から、滑って来たらどうしよう、フライングがあるかもしれない、いや、ジャニーズじゃないしもう飛んだりしないでしょとか言ってたら少し形は違うけど飛んだ。

 

 

気球組とムビステ・トロッコ組に分かれてのLUCKY STAR

とってもたかーいところから手を振るテミンとミンホ。

たしか気球がすれ違う時に、ミンホからテミンにボール投げてて無事キャッチできてたのなかなかのコントロール力。

テミンの「きっと見つけられる」のアレンジが素敵だった。

 

Downtown Babyもアンプラグドコーナーのイメージではあったけど、

あたたまりきった会場の中ではHelloの時のような気持ちにはならなかった。

最後のパートをバクステで踊るオニュとキーくんのデュオ感がすさまじいかわいさで、

目で追っていなかったことを激しく後悔したので東京では気球には目もくれず凝視することを誓う。

 

ダンサーさん、バンドの皆さんの紹介。

いつもだったらわりと画面しっかり見ているけど、17日は訳が違った。

Downtown Baby終わりに、目の前でオニュとキーくんが花道の中に入っていって、

花道の側面を囲う布が薄いのか、中の灯りが漏れていて、せわしなく動く影をガン見していた…

はっきり言ってめちゃくちゃ興奮したし影だけでめちゃくちゃエロかった忘れられない20180217

 

そしてバッキバキに素敵な赤と黒の衣装に着替えてのHitchhiking。

この曲もこんなに早く日本で見られると思ってなかった。

SWVの素晴らしいオープニング曲、やっぱり曲も歌もダンスも最高。

途中、動くムビステの上で向かい合って踊り、徐々に近づいていくという半端なくかっこいいパートがあって素晴らしかった。

 

そのままの会場の熱さのままにWhy So Serious?。

テミンの

다음 씬의 클라이막스 막 시작 돼

이 음악이 더욱 더 커지면 우린 살아있어 Tonight

のパートが大好き、いつも虹色の歌声をしてる。

 

 

君のせいで。

最近では一番踊らない君のせいでだったけど、サビはやはりしっかり。

席の位置的に、キーくんやテミンが踊る様子はあまり見えなかった。

けれど、ミノが目の前も目の前で踊るパートがあって、揺れた。

何となく知ってる人も多いだろうけど、君のせいでは私のホントに好きな曲で、

数々の会場で号泣をかましてきたけど、今回も涙なしには見ることが出来なかった。

 

 

満を持してのLucifer。

このツイートにもあるように

 

https://twitter.com/agoagonunanuna/status/965471153518080000

 

Luciferはどんな気分の時にもテンションをぶち上げて血を沸かす、熱いエナジーにあふれた曲!!

さらにコンサートとなると生バンドアレンジ。これが最高…

特にAメロに入る際の「君と初めて」の「き」と同じタイミングで鳴るドラム及びベースにいつも鳥肌。

「はがゆい自分を持て余すことくらいしかもうできないよ」のパートをテミンが。

何処までも熱く伸びる声に、同じように息を止めて魅入ってしまう。

広い広いメインステージで「見つめられて動けない魔力は LUCIFER」で並ぶ姿がとても素敵だった。

 

 

 

アンコール1曲目はSing Your Song。

「誰かが指をさして 僕らの愛笑ったって 大丈夫怖がらないで」

この歌詞を深く噛み締める。

それまで実は気にも留めてなかった歌詞だけど、この一文に救われるようなタイミングがたくさんあった。

マイクを向けられてみんなで歌った。

最後に銀テープが飛んで、アリーナの私たちの周りは一気に騒がしくなった。

いつもそこまで必死に銀テープを集めたりはしないので、ステージに目をやると聞き覚えのあるイントロが

 

私が愛してやまない、I'm With Youのイントロだった。

 

https://twitter.com/agoagonunanuna/status/965013113148862465

今までで一番くらい、周りが銀テ銀テとうるさい中で、

私の気持ちはすっと自然にステージから聞こえる音だけに集中できた。

まるで私一人の為に歌われているような錯覚を起こすほど、まっすぐに聴いていた。

 

私は鬼のバラード好きだけど、なかでもこの曲は特別な曲で、

年始のどうしようもない地獄の中にいる時も、寝ころび窓から見える星を眺めながら聞いていた。

いつか絶対聞きたいと思っていた曲、2つあるうちの1つ。

歌ってくれてありがとう、ただただそれだけだった。

 

 

MCをはさんで、まさかの新曲。

大人な雰囲気のEvery Time。

シュビドゥバッパ~が耳に残る。ダンスも少しセクシーで魅力的だった。

 

 

最後はやっぱり、Replay。

雰囲気はまるで、SWⅣのようだった。

過去のすべてを懐かしみ愛しく思い、これからもそばに居ようと語りかけてくれるような。

圧倒的に、足りない、それでも動き始める。

 

 

最後のMCでは、いつもよりゆっくり、

一言一言を置いていくように話していたように思えた。

優しいような、力の無いような。

正面左右とあいさつをして、SHINeeは舞台の裏へ行った。

幕が降りて行く間も、降りた後もやまないSHINeeコールを、意外なものが1つにした。

Replayのインストが流れ始めた。

それに合わせて、まだ続きがあるんだ、とSHINeeコールは続けられた。

 

Replayが終わっても鳴りやまないコール。

 

会場が暗くなり、新曲「Every Time」のオルゴールver.が流れ、

明るくなったステージには5本のマイクスタンド。

白いタキシードのような姿をした4人が現れ、新曲を歌った。

ジョンの歌声も入った壮大なバラードだった。

繰り返す「そばにいるよ」に、嘘なんて一つも混じっていないように見えた。

 

マイクスタンドにメンバーそれぞれ薔薇を手向け、舞台から消えていった。

 

 

 

 

滝のようにとめどなく涙を流し、枯れ果てたようにその場から動けなくなって、

一言も発することが出来ないまま俯いていた。

徐々に言葉を交わして、会場を出て夕食をとった。

一人だったら延々と下を向いて歩いていたであろう道を、少し前を向いて歩くことが出来た。少しだけ雪がちらつく夜。