忘れたくないこと

1週間区切りの日記をあげています。

想像・獏・プラネタリウム・会うことを先延ばしにしない

 

人間は想像できるか 想像できないかで 随分違ってくると思う

それは出来るからよいとも できないから悪いとも言えない

想像できる人とできない人の間には

対岸が見えないほどの溝が広がり 地鳴りのように風の音が響いている

 

排水管に落ちてしまった女の子を助けるために

通りすがりの男の子が自分の体の幅ほどの場所に 逆さまになって入っていった

無事に女の子は引き上げられた


男の子はインタビューされる中で「僕の妹だったらって想像したんだ」と言っていた 


MLBの選手が打ったボールはファウルゾーンの観客席に入り 少女に直撃した

バッターの選手が号泣して試合が中断したというニュースが入ってきた

彼もまた想像できる人だと思う

そして彼のことを抱きしめ続けたセキュリティの女性もまた想像できる人だ

 


想像できる人は時に想像しすぎる人になる

想像しすぎる人は想像を外側から押し返す力が弱ければ

全て飲み込まれてしまう 時には外側をも想像は飲み込む

 


なにも返さなくていいから 頷きもしなくていいから

ただ側にいて想像を食べてくれないかな って抱きかかえてると

バクじゃないよ…

と聞こえたけど いいじゃんちょっと形似てるし 想像すれば君はゾウでありバクだ 

 

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母と私はSNSで発見した良いものやグッとくるものをよく共有する

私は主にツイッターから 母は主にインスタとヤフーニュースから


今日はkaori(りんごむし)さんのインスタフォローしてる?って聞かれて

うんて答えたら

今日か昨日のあの投稿がかわいかったよね~って話をして


そういえば私はフォローしたのが最近でさ

あの投稿がすごくグッときてフォローしたんだよね

もしかしてあの寝かせてあげるやつ?

あそうそうそれ って会話
好きなもの好きなところ 一緒だねえ

 

 

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日曜日は母と近場で用事を済ませて

案外早く終わったのでどうしよう帰ろうか?もう少し何か見ようか?

という話になった時

私の住んでる地域には 公共施設にプラネタリウムがあって

それが意外と高性能なやつで

それに行く?って小学生ぶりなことを言ってみたら母が乗り気だったので

チケットを買いに行くことに

 

昼の上映が始まったばかりだったので

次の回のチケットを買うと一番乗りだった 2時間もあるので一旦家に戻った

祖母もちょうど出先から帰ってきたので

プラネタリウム行かない?

と聞いたら わりと出不精な祖母も乗り気だったので 親子3世代で行くことに

 

時間になって ドームの中へ入ると 定員数の7分の1ほどしか客はいなかった

今夜の星空の解説がゆったりとした口調で行われる

今朝の5時過ぎにやっと眠りについて8時半には腹痛で起きてしまった私にとって とてつもなく…眠い…じか…

 

私の記憶は猟犬座の解説で途絶えたまま 第2部のストーリーが始まった 

 

昔の第2部 物語部分はスクリーンのように四角い枠におさまる動画が流れていたような記憶があるけど そこも進化していたのか記憶が間違ってるのか ドーム全体を使って物語は映し出された

 

月や火星に降り立つことができるような気分は気持ちよかった

立体に見える 近づく惑星達

土星の環はたくさんの氷が集まってでできているという話の時

土星の環の中に入っていくにつれて

線だった環が細かい氷達になった とっても綺麗だった

 

全部使った映像だけど 母と祖母と宇宙旅行に行ったようで本当に楽しかった 母は第2幕全編寝ていた

 

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私にとってのX™️初日まであと10日ほどとなったところで

内にむくむくと湧き上がる何かを感じ始めながら

約3年半は借りっぱなしになって一度も半分過ぎまで読めたことのないきいろいゾウ

21時半のスタバで 必死に読み進めている

明日会うの その友達と子どもに 久しぶりなの 絶対に返したいの 

 

そんなに長い間借りたことも

なかなか読み進められなかったことも 申し訳なくて

本を渡そうと決めていた

いま誰かに本をあげるとしたらこれでしょ

82年生まれキム・ジヨン

じつは私はまだ全て読みきれていない

 

元気になったら読もうと思っていた そろそろいいかもしれない 

 

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祖母がたまに寒天を使ったゼリーをつくる

ゼリーといってもプルプル とか プルンプルンとかではなく

ポリッとした固さのあるゼリー

 

どうしていつもそんなにたくさん作って 作ったからねと言って 自分はあんまり食べないんだろう

 

もしかして小さい頃わたしが美味しい!また作って!とか言ったのかなぁ

この間このツイートが流れてきて

https://twitter.com/sayakaiurani/status/1133933907307458560?s=21

https://twitter.com/sayakaiurani/status/1133934529704423425?s=21

 

 

寒天ゼリーのことを考えた

大人になって 自分のお金で好きなお菓子も買えるのに

寒天ゼリーそんなに好きじゃないけど

もういらないよとは言えない

家の中で食べてるのはほとんどわたしだけだけど

言えない

けど言えなくていいかなとも思う

 

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友達とその子どもとめいっぱい遊んで

くたくたになって帰り道歩きながらふわ〜っとした眠気と夕暮れの光に包まれて

バス停まで歩く

 

いつもは座れないけど 今日は座れた

すぐに眠ってしまって いつのまにか終点で

マイクを通した大きな声で終点ですよ と起こされた

終点が最寄りだったから 寝過ごしてはいないけど びっくりしてどっと疲れた

 

 

0歳だった 2人のあかちゃんが 5歳と4歳になった

最後に会ったのは2017年の11月 

性格の全く違う二人の共通点は負けず嫌い

かるたをしてどちらかが3枚ほどリードすれば戦場から逃げ出して一時休戦

それを3回ほど繰り返して最後の1枚はほぼズルな方法でお兄ちゃんが手にした

妹は正座して手を膝において 静かに泣いていた 5歳25枚 4歳16枚 24歳12枚

50音かるたなのに結果の数が合わないのは

お兄ちゃんにむかついて自分の手札をばら撒いた妹と

ばら撒かれたかるたをテンション高く数えるも

同じものや予備のかるた(空白)まで数えたお兄ちゃんの仕業

 

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子どもの母親である友達(仮にAとする!)はやんちゃだった

ずっとボスだった

この話をしたことあるかわからないけど

私は不良でもイケてるグループでもなく真ん中のあたり…か真ん中より下あたりのグループにいた気がする

 

どうして仲良くなったかはいまでも不思議だけど

友達と友達と友達とと数珠つなぎで繋がった4人が丸まってグループになった

(しかし期間限定の匂いがしていた)

そんなかんじ

 

Aは途中からわたし以外の二人と「ジャニヲタだからウザい」と言って遊ばなくなった

(その1年後わたしもジャニヲタにはなったけど)

その二人がAと小学校からの友達なのに

なぜかAと私というペアが出来上がったのであった

 

それから月日は経ち連絡もとらなくなって

まだ一応繋がっていたSNSを通じてAが妊娠していることを知った

20歳頃のこと

思い切ってメッセージを送り 出産後会えることになった

みんなは産まれてすぐ会いに行ってたけど

あまりにふにゃふにゃで小さい赤ちゃんに会う勇気がなくて

1〜3ヶ月経ってから会いに行った

 

それから月に一度は会うようになった

いまはお互い忙しくなったし 時間が開いてしまうこともあるけど

会いたいと思えば会えるようになった

 

Aに会うときにいつも 2年ほど前に亡くなった中学の先輩のことを思い出す

存在は知っていたけど話したことはない人

背が低いけど威勢が良くて悪っぽいけど優しかった人(らしい)

先輩はバイク事故で亡くなった

 

Aは先輩と仲が良くて 会おう会おうと思っていて

それで先延ばしにしていたらもう会えなくなってしまった

その時 会うことを先延ばしにしていた友人全員に連絡を取って

会いに行ったらしい 

 

そしてまた今回連絡をくれた 「実は先日ママ友が亡くなって」と話してくれた

また薄れかけていた「いつでも会えるわけじゃない」という意識が復活して

声をかけてくれた

中途半端に近い距離にいると どうしても今じゃなくていいと思ってしまうよね

またすぐ会おう って 約束した

 

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昼休みが始まって 階段を駆け降りる列 踊り場で膨らみ間が空いたところに入る

ちょうど3段ずつあいてリズムよく 頃合いを見て列に入る瞬間は大縄飛びを思い出す 

 

 

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早く布団に入ることができて 程よい疲れで 早く眠れそうなことに上機嫌になる

蛇が出るよと怒られない程度の 空気をたくさん含んだ

ほぼ息を吹き出しているだけの口笛で Through the Nightを歌う

 

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